第6回

	【睦月】
	「マスタァァァァーアップ！」

 

【光奈】
「マスターアップしたわよ。これで大地震とか天変地異が起きない限り12月18日に皆に会えるわね」

 

	【睦月】
	「と言うわけで怒涛の更新第6回目！　本日は女王様なお嬢様光奈ちゃんの登場だよーパフパフ！」

 

【光奈】
「凡河内光奈（おおこうちみつな）です。よろしくね」

 

	【睦月】
	「ところで光奈ちゃん、どうしてシスターの格好してるのさ」

 

【光奈】
「お目出てたい時だからおめかししようと思って」

 

	【睦月】
	「おめかしで修道服って考えがわからないけど。それならそれでいいよ。光奈ちゃんはお嬢様だけど学園の教会でお手伝いしているものね」

 

【光奈】
「そんなことより、わたし正ヒロインなのに、どうして先生や睦月君より後なのかしら」

 

	【睦月】
	「そ、それはあれだよ……その、ほら、ショートケーキのイチゴを一番あとに取っておくみたいに、主役は後からやってくる！　みたいな」

 

【光奈】
「そういうものなのね」

 

	【睦月】
	「それじゃ気を取り直して…光奈ちゃんの紹介なんだけど……でも、でもどうやって紹介すればいいのかな」

 

【光奈】
「わたしの特徴はおっとりお嬢様に見えて、実は女王様……ってところなのよね」

 

	【睦月】
	「あう……その格好であんまり反社会的なこと言わないで欲しいな、先生みたいだよ」

 

【光奈】
「でも自分ではいつもどおりに振舞ってるだけなのよ。そんなにおかしいのかしら」

 

	【睦月】
	「それじゃ、この前、山之辺さん（←光奈の従者のこと）が上半身裸で片手で逆立ちしてたのはなんだったの？」

 

【光奈】
「あれはコミュニケーションよ、ちょっと新しい形だけど愛はあるのよ愛は」

 

	【睦月】
	「愛はあっても情に続かないよそんなんじゃ！　酷いよ光奈ちゃん！　正直言って、山之辺さんが可愛そうすぎる！」

 

【光奈】
「あら、餌が欲しくてじゃれついてくる犬を無視するほうが、よほど酷いと思うけど」

 

	【睦月】
	「うわー、言い放った！　男を犬と言い放ったよこの人」

 

【光奈】
「まあ、そういう具合に優しく苛めてあげるのが。わたしのルートというわけね」

 

	【睦月】
	「光奈ちゃんは悪くない！　ちょっと常識を知らないだけなの！　本当は優しい娘さんなんだよ！」

 

【光奈】
「でも、今日は山之辺がいないから代わりに睦月君を苛めてあげるわね」

 

	【睦月】
	「うわー！　やっぱり酷い女の子だった！」

 

数分後……

 

	【睦月】
	「はあ……はあ……なんとか男としての尊厳は守り抜きました……」

 

【光奈】
「これくらいで音をあげるなんて、ちょっと物足りないわね」

 

	【睦月】
	「ううっ……気を取り直して告知！　テレカがいよいよ出揃ったよ！　詳細はこちら！」

 

【光奈】
「各ショップさんの特典だから欲しいテレカがあったら、そのお店を選んで買うのもいいわよね」

 

	【睦月】
	「それともう一つ告知！　メディアランド秋葉原店さんが『嘘デレ！』の特大ＰＯＰを張ってくれたよ！」

 

 

	【睦月】
	「メディアランドさん、どうもありがとー！」

 

【光奈】
「ありがとうございます。お礼に角砂糖あげるわね」

 

	【睦月】
	「それじゃ、告知が終わったところで今日はこの辺で、次回をお楽しみにね！」

 

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